決戦前夜

「魂はららぽーとにおいてきた」
8年前、カズさんが言ったこのフレーズ。今になってようやくその意味がわかった6月3日、土曜の朝5時。オレは香川へ行く。行くと決めたんだ。今さら引き下がるワケには行かない。頭の片隅に残る「ららぽーと」という5文字を必死に振り払い、着替えをカバンに詰め込む。四国へ行かなくちゃ…
そう、これは1年前のリベンジ。あの悪夢をいつまでも引きずらないために、辻さんが再び用意してくれたチャンスなんだ。あと、こんなことをいつまでもネタにしてちゃいけないんだ。そう思いながら目を閉じると、今も鮮明に浮かんでくる高知の夜道、事故の瞬間、テンション↓↓だったコンビニ、南船橋駅めーぐるのダンス。あれ、なんか楽しそう。指を突き上げ、腰を振り、握手でテヘテヘ…。わーい、みんないるよー。新曲ってどんな感じかな〜。早く聞きたいな〜。
目を開けると自宅にいた。そうか、香川に行くんだった。とりあえず起き出し、苦めのコーヒーとタバコで目を覚ます……の前に時計を見る。8時か……あ、メールがキテル。弟子さんたち9時頃着くのか……うん、遅刻だコレ。間違いなく遅刻。お決まりのパターンだ。

( ´ー`)y-.。o○やっべー、でっしーに怒られちゃうよ!でっしーに..

悪夢再び。